
サレルノ医学校(イタリアのサレルノ地方に有ったヨーロッパ最古の医学校)の
石碑に刻まれた『心の苦しみをかるくして
陽気さを生み出すのは疑いないところ』
この古い詩は、昔の人がこの植物を癒しのハーブとして健康に役立ていたことを
物語っています。
アフリカ北部から中東の生まれらしいムラサキ科に属するボラージ草(英語名 Borage)
日本名「
ルリシチャ」はハーブの一種で十字軍遠征の兵士たちの別れの杯にこの
花が添えられたと伝えられていす。
兵士たちによってヨーロッパへ伝えられたボラージ草は千年もの昔から王侯貴族に王様の秘薬とい
われ利用されてきたのです。
アメリカのインデアンが古くから利用していた月見草の有効成分もガンマリノレン酸ですが、五枚の星形をした美しい花の種子に含まれるボラージオイルは月見草の約3倍ものガンマリノレン酸を含有していて(含有植物中最も高含有)しかも健康上不利な脂肪酸を全く含まない優れたガンマリノレン酸の供給源で、私たちに
安らぎと若々しさと健康をもたらしてくれます。


最近春先に園芸店のハーブコーナーなどでも見かけられるようになってきたボラジ草、日本での栽培は多湿を避ける
工夫をすれば可能です、寒さや寒暖の差には非常に強く生命力があります、こぼれた種が秋に発芽して12月に開花することもあります。
何故かアリがボラジ草の種を運びます、そのために秋や翌年、思わぬ所から発芽成長して花をつけることがあります。
栽培の歴史の古いヨーロッパでは、こうして野生化したといわれています。
開花は1ヶ月以上続き、うつむきかげんに可憐な美しい瑠璃色の花を付けます。
欧米では若い葉をサラダにしたり湯がいて和えものなどにします(キュウリの風味に似ている)花もお酒の彩りに添えたり砂糖漬けにしたり、サラダに和えたりして利用されていますカナダ、フランスなどではレシピ本も発行されています。 |